数年前に話題になった『君たちはどう生きるか』。りんこが3年生の頃に、買いました。結局りんこは、漫画部分だけしか読まなかったけど・・・。
この本は、ストーリーが展開していくマンガ部分と、結構膨大で難解な文章部分から成っています。
主人公の少年を精神的に支えてくれるおじさんがいて、このおじさんからのノートが長~い文章なのです。すごく良い内容なんだけど、漢字のフリガナがごく一部しかないので、結構難しい。結果、りんこは文章部分を一行も読まずでした。
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自分と向き合いはじめる、思春期の入口くらいから読めると思います。
精神年齢が低めのりんこは、3年生ではちょっと難しかったようです。ストーリーの流れはわかっても、主人公やその友人の心の動きや悩みが理解できてなさそうだった。時代背景もあるのかな?学校では不器用でバカにされることがある子が、貧しい家庭の中では立派な働き手として活躍している様子とか、たぶん想像がつかなかったのだろうと思います。
自分の環境が普通と思わず、いろんな人がいろんな環境で生きていること、そして様々な考えがあることを知ってほしいものです。
とりあえず貧困の理解のために、こちらを読ませました。池上彰さんの著書。戦後のみんなが貧しかった時代とか、りんこは全く知らなかったと思うので。
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『君たちはどう生きるか』は、自分の心の葛藤との向き合い方、正しいことをつらぬく生き方、多様性を認める考え方、などが自然と入ってくる本だと思いました。
枯れつつあるオトナの私が読んでも、清々しい気持ちになりました。つい、お金とか子供を社会的にそれなりに成功させることとか、目に見えるモノを求めたくなる私。そうじゃない価値感を思い出すために、私こそが時々読むべきかも。
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